アンチエイジングという考え方

「いつまでも若く健康でいるために」~アンチエイジングという考え方

ではそうならない為に私達はどうしたら良いのでしょうか?
それに対する答えが近年出てきた考え「アンチエイジング」です。人々の願いはいつまでも若く健康でいたいという形に姿を変えてきたとお話をしました。この若くいたいというのは、いつまでも二十歳でいたいという意味ではなく、老化による衰えを感じたくない、老化のスピードを遅らせたいという意味です。この、老化のスピードダウン、老化に逆らうという事、それが「アンチエイジング」です。
アンチエイジングという言葉

アンチエンジングとはアンチという言葉とエイジングという言葉が合わさった言葉です。

アンチ=反、抗 + エイジング=経時、老化。
時間の流れに反する 人間でいうと「抗老化」といった意味になります。

アンチエイジングの考え方

アンチエイジングのイメージを先ほどの老化のイメージ図に重ねると下の図の赤いラインで表されます。ここで重要なのは、アンチエイジングは若返り(体の機能を回復させる事)ではないということです。一旦老化した体の機能は元に戻りません。その為できるだけ早く、まだ若いうちから始めることが重要なのです。

機能低下のスピードを緩やかにする
歳相応

「歳相応」という言葉はいろいろな場面で使われます。例えば1歳児検診で、おたくのお子さんは歳相応ですよと言われたら親御さんは安心するでしょう。1歳なのに2歳のお子さん並みに成長していますよと言われたら喜ぶのではないでしょうか。では、40歳の方ではどうでしょう?その方によっては、歳相応かとがっかりする方、ま、よしとしようと思われる方などいろいろかと思います。60歳では?80歳ではどうでしょう?60歳の方が、あなたの体は65歳並みですよと言われたら喜ぶ方はいらっしゃらないと思います。年齢とともに体の機能が低下していく事を考えれば、歳相応という言葉が危険ゾーンへのターニングポイントとなるポイントがあります。あなたが「死ぬまでせめて〇歳位の年齢の機能を持っていたい」、と思う年齢があるとすればそれがあなたのアンチエイジングの目標到達年齢です。