骨粗しょう症のセルフチェック

骨の健康度のセルフチェック

次の項目について、当てはまる部分の点数を合計してください。あなたの骨の健康度がわかります。(※1)

1 牛乳、乳製品をあまりとらない 2点
2 小魚、豆腐をあまりとらない 2点
3 たばこをよく吸う 2点
4 お酒はよく飲む方だ 1点
5 天気のいい日でも、あまり外に出ない 2点
6 体を動かすことが少ない 4点
7 最近、背が縮んだような気がする 6点
8 最近、背中が丸くなり、腰が曲がってきた気がする 6点
9 ちょっとしたことで骨折した 10点
10 体格はどちらかと言えば細身だ 2点
11 家族に「骨粗鬆症」と診断された人がいる 2点
12 糖尿病や、消化管の手術を受けたことがある 2点
13 (女性)閉経を迎えた。 (男性)70歳以上である 4点

合計は何点でしたか? 以下の項目をご参考ください。

2点以下 今は心配ないと考えられます。これからも骨の健康を維持しましょう。改善できる生活習慣があれば、改善しましょう。
3点以上 骨が弱くなる可能性があります。気をつけましょう。
6点以上 骨が弱くなっている危険性があります。注意しましょう。
10点以上 骨が弱くなっていると考えられます。一度医師の診察を受けてみてはいかがでしょうか?

※公益財団法人 骨粗鬆症財団 (Japan Osteoporosis Foundation)より抜粋

(東京都リハビリテーション病院 林 泰史先生 考案)

骨粗しょう症のサイン

骨粗しょう症になったばかりの頃は自覚症状がありません。しかし次のような症状が出てきたら骨粗しょう症のサインです。

  1. 身長が縮む・・・特に20代の頃と比較して3cm以上縮んだら要注意です
  2. 背骨や腰が曲がってきた
  3. 背骨が出っ張ってきた
  4. 背中や腰が痛む

1~3は背骨の錐体と呼ばれるところが骨折した為に起きる外見的な現象です。
4は錐体の圧迫骨折のせいで背骨の周りの筋肉の緊張が続き、鈍い痛みが出ます。

骨折しやすい場所

骨粗しょう症になった時骨折しやすいのは以下のところです

・背骨(錐体)

骨粗しょう症のサインで出てきた背骨(錐体)は圧迫骨折が起きやすい場所です。特に重いものを持ったりしなくても骨粗しょう症になるとくしゃみや体の重みなどで骨がつぶれる事があります。圧迫骨折は背中や腰の痛みに繋がるため、痛みで休みがちになっているうちに筋力が低下することで寝たきりに繋がります。

・太ももの骨(大たい骨)

寝たきりの大きな原因となるのが大たい骨の骨折です。転倒によりしりもちをついた時などに骨折しやすい場所です。70代以降に起こりやすく、筋力の低下から寝たきりに繋がりやすくなります。

・手首

つまずいたり転んだりした時に手をついて骨折する事が多い場所です。50代以降に起こりやすくなります。