アンチエイジングの万能ミネラル「ケイ素」
ここからは骨粗しょう症のコーナーで骨のアンチエイジングの救世主と表現したミネラル「ケイ素」についてお話をしていきます。
実はこのケイ素、骨のアンチエイジングに限らないアンチエイジングの万能ミネラルだということをご存じでしょうか?
実はこのケイ素、骨のアンチエイジングに限らないアンチエイジングの万能ミネラルだということをご存じでしょうか?
新たな必須ミネラル「ケイ素」
下の表はヒト生体中のミネラル濃度を示したものです。
ミネラル | ppm |
---|---|
カルシウム | 15,000 |
リン | 10,000 |
硫黄 | 2,500 |
カリウム | 2,000 |
ナトリウム | 1,500 |
塩素 | 1,500 |
マグネシウム | 500 |
鉄 | 85.7 |
フッ素 | 42.8 |
ケイ素 | 28.5 |
亜鉛 | 28.5 |
マンガン | 1.43 |
銅 | 1.14 |
セレン | 0.171 |
ヨウ素 | 0.157 |
モリブデン | 0.143 |
クロム | 0.0285 |
カルシウムからマグネシウムまでのピンクに着色されたものが主要ミネラルと言われる7種、鉄から下の水色に着色されたものが微量ミネラルと言われる9種です。
表を見ていただいてわかる通り、ケイ素は人体中に非常に多く含まれているミネラルで、その量は必須ミネラルの亜鉛と同じ位ですが、現時点で必須ミネラルとしての必要量は定められていません。
ではなんでケイ素は必須ミネラルと定められていないのでしょうか?
実はミネラルの研究は非常に遅れているのです。近年微量分析の技術が発展し、ミネラルの研究もだいぶ進んで来ました。研究が進むにつれ必須ミネラルも増えてくるだろうと言われています。その中でも最近脚光をあびているのがケイ素です。ケイ素はすでに基礎医学の分野で恒温動物における必須性が確立され、臨床医学の分野で様々な病気との関係が注目されてきています。
(*恒温動物:体温を維持する機構をもった動物で、鳥類と哺乳類のこと)