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骨粗しょう症になりやすい人・なりにくい人の違い
骨粗しょう症とは何か、本サイトで分かっていただけているかと思います。
ですが、多くの人は「老化」・「女性」とイメージされるのではないでしょうか?
骨粗しょう症にはなりやすい人・なりにくい人がおり
どんなことが要因となっているのか詳しく説明していきます。
今回は骨粗しょう症の基本知識を得た上で、より詳しく骨粗しょう症になる人
ならない人について報告してきたいと思います。
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骨粗しょう症のリスク「身体に関わるリスク」
骨粗しょう症には「身体に関わるリスク」・「生活習慣に関わるリスク」の2つがあります。
先ずは「身体に関わるリスク」について細かく説明していきます。
『女性ホルモン』
初潮の遅れや生理不順、無月経、閉経などが骨粗しょう症の要因になります。
初潮の遅れは、女性ホルモンをきっかけとする骨量増加のプッシュアップが遅れます。
生理不順、無月経がリスクとしてあげられるのも、卵巣からの女性ホルモンが減少したり
ストップしてしまうからです。
また、加齢によって閉経すると、女性ホルモンの分泌は一気に減少します。
このような理由から、高齢の女性に骨粗しょう症が多くなります。
『母親からの遺伝』・『小柄での細身の体型』
骨粗しょう症には遺伝的な要因もあります。
骨粗しょう症が遺伝する確率は約60%近くもあります。
骨粗しょう症の祖母や母親を持つ場合、本人の最大骨量も平均的な水準まで届かない事も少なくありません。
小柄で細身の体型だと体量も軽くなる為、骨に対する負荷が小さく、もともとの骨貯金が少なくなり
さらに骨量が減りやすくなってしまいます。
『些細な骨折』・『手術』・『病気』
若い頃から、骨折や手術の経験があるかどうかで、骨粗しょう症の発症にかかわってきます。
骨折しやすい方は、もともと骨量が少ないので、年齢と共に減り始めてしまい、骨粗しょう症になりやすくなります。
また、卵巣の摘出手術や他の病気が原因で引き起される「続発性骨粗しょう症」を発症する恐れがあります。
例)副甲状腺機能亢進症・甲状腺機能亢進症・性腺機能低下症・糖尿病・関節リウマチ・慢性腎臓病等
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骨粗しょう症のリスク「生活習慣に関わるリスク」
続いて、「生活習慣に関わるリスク」について細かく説明していきます。
骨粗しょう症になりやすいからといってあきらめず、普段の生活から骨粗しょう症になるリスクを避けていきましょう。
『ダイエット』・『食習慣』
食事や運動、喫煙、飲酒、紫外線対策のような普段の生活からも
骨粗しょう症になるリスクがあります。
女性の方は特に歳を重ねてもきれいで美しくいたいといった気持ちがあると思います。
無理なダイエットや痩せすぎは骨粗しょう症の大きな危険要因となります。
偏食やバランスの悪い食事、不規則な生活も骨量を減少させ骨粗しょう症に繋がります。
骨の主成分である、「シリカ/ケイ素」、「コラーゲン」または「カルシウム」や、カルシウムの吸収に欠かせない「ビタミンD」、骨の新陳代謝に必要なタンパク質や「ビタミンK」などが不足するような食生活は問題となります。
『清涼飲料水』・『スナック』・『コーヒー・お酒の飲み過ぎ』
骨の健康の為には、バランスよく食べる事が重要ですが
摂り過ぎてしまうと骨の健康を損なう食べ物もあります。
スナック菓子と清涼飲料水と一緒に摂取すると、どちらも糖分が高い為
骨のコラーゲンを糖化し骨質の劣化をもたらします。
また、コーヒーを1日に10杯以上飲むと、骨量を減少させ
お酒の飲み過ぎは骨折を増加させてしまう上に骨粗しょう症のリスクがあがります。
『運動不足』・『過度のUV対策』・『タバコ』
大人になると自然と運動不足になりがちだと思います。
丈夫で健康な骨を作るには運動は欠かせません。
運動不足により骨粗しょう症のリスクを高めてしまいます。
日焼け対策をしているかたも多く見えるのではないでしょうか?
日焼けをしたくないとの思いで過度なUV対策をしてしまうと骨粗しょう症のリスクの1つになります。
徹底的に紫外線を避けてしまうと、骨量を減少させ、骨粗しょう症の予備軍へとなります。
タバコはさまざまな病気の危険因子としてあげられておりますが
骨量を減らし骨折を増やす重大なリスクの1つにもなります。
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まとめ
骨粗しょう症になりやすい人・なりにくい人の違いを分かって頂けたでしょうか?
骨粗しょう症には「身体に関わるリスク」・「生活習慣に関わるリスク」の2つがあり
生活習慣に関しては普段から直していける事も多いのではないでしょうか?
食生活や運動不足、過度なダイエット、喫煙など変えていけることから変えていき
少しでも骨粗しょう症になるリスクを減らしていきましょう。
歳を重ねた方だけでなく、若いときからの生活習慣でかわります。
食事やサプリメントから骨粗しょう症に良いと言われているケイ素やコラーゲンなど
様々なミネラルを摂取し予防・悪化しない様にしていきましょう。